NADE東北大会、旅行のことなど(1)

この週末は、NADEの東北大会の運営に参加するために仙台へ行きました。
その様子を、これから数回に分けて書いていきます。


今回のこのこ仙台まで出掛けられたのは、全日空マイレージのおかげです。
丁度伊丹−仙台の往復券がもらえるだけのマイルがたまっていました。
宿泊は台原の妹の部屋に厄介になることにして、さほどお金がかからない
形は整えておきました。


1日目は正午前に京都を出ました。
飛行機は、行きも帰りも最終便を予約しました。
全日空マイレージ特典航空券は、当日に空席があれば、最初の予約よりも
早い便に変更できるのです。
しかし、お目当ての便は既に満席。
展望デッキで飛行機や山並みを眺めたり、本を読んだりで何とか時間をつぶしました・・・。


3時間以上待って、17:10発の便で仙台へ。
座席はほぼ満席。
機内放送で、高空ではNHK第一がクリアーに入ることに改めて気が付きました。
それから、落語の音声に笑福亭鶴光師匠の高座があることにもビックリ。


仙台空港にはほぼ定刻通りに着きました。
大阪から75分というのは、去年も乗ったのに、やっぱり近いな・・・、
と思いました。
仙台平野の梅雨時ということで、空港には靄が立ちこめていました。
おまけに潮の香りも。
当然ながら涼しく、おまけに到着便がまばらな時間帯ということもあったのでしょう、
やけに寂しい雰囲気を感じたのです。
まあ、誰も迎えに来ないのですからね。
ただ、その中でも、到着ロビーにあった海上保安官募集のブースだけは、
妙な雰囲気を出していたように感じました。
近所に航空基地があるそうで、結構気合いを入れたつもりのようです。
しかし、空港の到着ロビーでそんなもの覗く人っているのだろうか。
どうせ本庁人事へのアリバイづくりでしょうに。


空港からは館腰駅まで路線バスに乗りました。
仙台空港の周辺は、青々とした田んぼの中に空き地、倉庫、工場が散らばる、
典型的な田舎の交通拠点の景色でした。
地元では土地を開発、「臨空工業団地」と銘打って売り出しているようです。
そこで勤めていると思しき人、空港隣の航空保安大学校の学生らしきあんちゃんが
乗ってきました。
始発は2人、終点では20人程度の乗客でした。
田舎の幹線道路沿線は、どうしても好きになれない風景のようです。


館腰から仙台までJRに乗りました。
さっきのあんちゃん達は、仙台に合コンに出掛けるようです。
電車に乗って気が付いたことは、京阪神との女子高生の違いでした。
上手く言葉に表せないのですが、やっぱり何か違うよね、と
こっそり懐かしさに浸っていたのです。
その懐かしさは、いわき行きの列車とすれ違ったことで、
なぜか増幅されてしまいました。


仙台からは地下鉄で台原へ。
妹が傘を持って出口まで迎えに来てくれました。
着替える間も無く、姉と待ち合わせるために一番町のフォーラスへ。
その後は居酒屋で2時間ほどゆっくり。
姉の転職の話で少々深刻になりつつも、楽しい時間を過ごしました。
居酒屋の呼び込みの人が立ち並ぶ密度の小ささに驚いたり、
仲間に抱えられる兄ちゃんを東北大生だと決めつけたりしたひとときでした。


帰りは仙山線北仙台へ。
寝る前に、妹とドラマ『魔王』の1回目と2回目をまとめて視ました。
大野智があれだけの演技ができる役者であったとは・・・。
舞台中心で活動している人だから知らなかっただけなのです。
それでも、「将棋は全て積んでいる」というオーラを上手く出していることには
ただただ感嘆するしかありません。
おまけに大映テレビのプロデューサー氏がスタッフに入っているとのこと。
竹内義和氏がどのように批評するのか今から楽しみです・・・。