「朝青龍部屋」は是非大阪に

もう稽古総見の時期なんですね。
場所中は東京に出掛けます。時間があれば是非観に行きたいところです。
取組よりもやきとりが目当てだったりするワタクシ・・・。


けいこ総見で朝青龍9勝1敗「調子いい」
http://www.nikkansports.com/sports/sumo/news/f-sp-tp3-20080429-353826.html


大阪場所以来、考えていることが一つあります。
朝青龍高砂部屋を継ぐのか、ということです。


通算優勝回数22回、7場所連続優勝、本割35連勝など、27歳にしてこの実績、
「平成の大横綱」として、相撲史どころかスポーツ史に残る名選手であることは間違いないでしょう。
その横綱も、永遠に現役を続けられるわけもなく、やがては引退することになります。
これまでの大相撲の慣例であれば、年寄を襲名して部屋を持ちます。
朝青龍ほどの実績を持つ人なら、一代年寄として現役時代と同じ名前で活動するでしょう。


しかし、朝青龍は黙って師匠から部屋を引き継ぐだろうか。
そして、高砂親方朝青龍に部屋を継がせるのだろうか。
こんな事を考えてしまうのです。


朝青龍といえば、昨年の骨折・サッカー騒動をはじめ、常に土俵の外の話題で世間を騒がせています。
大阪場所の前も、東京スポーツのカメラマンに「死ね、この野郎!!」と言った、言わないで
一悶着がありました。*1
また、よく報道されることではありますが、一部の関係者からは「後進の手本にならない」と
陰口を叩かれているようです。


強い割に、いや強いからこそ毀誉褒貶の激しい横綱
引退しても、そのまま名門部屋の部屋付き親方には納まらないことが想像されます。
自分は、一代年寄の資格を得て独立するのではないか、と考えています。
幅広い交友関係を持ち、実は情に篤く礼儀正しいという横綱ならば、
部屋開設の資金はすぐに集まりそうです。
新弟子集めも、指導者としての力量はともかく、現役時代の記憶が新しい若者を引っ張ることは
簡単であるように思います。


土俵の内外で枠に収まらない活動を見せる横綱ならば、部屋の立地でも世間を驚かせると思うのです。
例えば、思い切って大阪に開業するのはどうでしょうか。
大坂相撲以来の伝統を持ち、「タニマチ」の語源の一説になるほど相撲好きの多い土地です。
そして大阪人は朝青龍が大好きです。
既存の体制への反抗、気取らない人柄、素直なパフォーマンス・・・、大阪の人が好む要素が
これほどピッタリ備わっているキャラクターはいないのではないでしょうか。


勿論、御多分に漏れず東京中心で動いている大相撲にあっては、大阪に部屋を置くことは
困難を極めるでしょう。
どのように難しいのかは別のエントリーで考えることにします。
ともあれ、朝青龍という人は、大阪で部屋をつくるくらいのことはやりかねない、
と思わせてしまうほどの魅力の持ち主である。
このことは間違いないのでしょう。

*1:この件は、朝青龍側と東スポ、さらには相撲協会の一部が仕組んだのではないか、と考えています。この話題については、後日別のエントリーで